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Arkansas Freeway - アーカンソー フリーウェイ -「カメラブ 備品台帳 Rolleiflex minidigi AF5.0」

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更新日 2009-10-25 | 作成日 2008-05-18

遊び心満載の小さな撮影機

このカメラを手にしたときの最初の感想は、「おもしろ!!」でした。手のひらサイズでこの形、クランク巻き上げないと次の写真が撮れないというギミック、そしてなにより、デジタルトイカメラならではのチープでボケた写り。これは嵌れる撮影機だと思います。このページではこのRolleiflex minidigi AF5.0の紹介をしていきますね。

右の写真を見ていただけると、このカメラの大きさがわかりやすいかと思います。前述したとおりこの「ミニデジ」は手のひらサイズです。寸法はW49×H73×D45mmで、電池を入れても重さは100gしかありません。 本物のRolleiflexには流石に敵いませんが、クラシックカメラのような魅力は感じさせてくれる機体です。

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IMG_9653.JPG下方にある2つのボタンは左から、シャッター、再生ボタン
IMG_9643.JPG左から消去ボタン、左矢印、右矢印。クランクの上にあるのが電源ボタン

このカメラの最大の特徴といえるのが、本体右側についている「クランク」と呼ばれる巻上げレバーです。これは本家Rolleiflexの二眼レフカメラにはみなついているもので、フィルムを巻き上げて次の写真を撮るためについています。この手のRolleiflexのカメラは6x6判フィルムを使っていたために、35mm(一般的なフィルムカメラ。Exaktaも35mm判)とは違った巻き上げになっています。 このクランクを時計回りにまわすと次の写真が撮れるわけです。ミニデジはクランクを巻き上げてシャッターを切る、という二眼レフカメラの撮影スタイルを「味」として取り入れているわけです。

2枚目の写真をご覧ください。これはミニデジの正面図です。2つレンズがあるのに気づくと思います。これが二眼レフの二眼の所以です。2つの眼ってなわけです。本家Rolleilexのカメラは上のレンズで被写体(撮るもの)に焦点を合わせ、シャッタースピード(露光)と絞りを決め、下のレンズで撮影します。上のレンズで決めたやら絞りやら露光やら焦点は下のレンズと同調しています。でも、この露光、絞り云々は本家の話w ミニデジには関係なしです(笑)。なぜなら、こいつはAE(Auto Exposureの略、自動でシャッタースピードを決めてくれる機能)が付いていて、そして固定焦点(こいつの場合0.7m~∞にしか焦点が合わない)を採用しているからです。

それに加え、ミニデジは上のレンズ、レンズの周りのダイアル、本体左側にあるダイアル群はすべてレプリカ、つまり偽者です(笑)。使える機能は、本体右側にあるクランクとクランクの上に位置している電源ボタン、本体正面では下方にある2つのボタン(正面の写真向かって左がシャッター、右が再生ボタン)、そして裏にある3つのボタンのみです。

このカメラの記録画素数は300万画素です。まぁ、最近のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)に比べたら、キレイな写真は撮れません。ここで、このカメラの仕様をあげておきますね。

  • カメラタイプ:3.1メガピクセルデジタルカメラ
  • イメージセンサー:2メガCMOSセンサー
  • レンズ:F2.8 9mm 5枚構成 固定焦点
  • 焦点深度範囲:0.7m~∞
  • シャッタースピード:1/15~1/4000秒
  • 露出調整:自動
  • ホワイトバランス:自動
  • オートパワーオフ:無操作状態で60秒後にOFF
  • 記録メディア:SD/MMCカード
  • 画像サイズ: H (1760×1760px)、N (1200×1200px)、 L (640×640px)
  • 画像フォーマット:JPEG
  • LCD:本体上部に0.9インチカラーLCD内蔵
  • ファインダー:ウエストレベルLCD(0.9インチ)
  • 電源:CR2 リチウム電池×1
  • 本体サイズ:W49×H73×D45mm
  • 重量:100g(電池込)

まぁ、はっきり言って、今 主流のデジタルカメラに比べたらホントにおもちゃレベルです(笑)。それでも、このミニデジを私が買ったきっかけというのは、そのおもちゃならではの「写り」と、その「容姿」に惚れ込んだからであります。なんか、こう、グッ とくるものがありました(笑)。作例の写真たちを見てもらえると、一目瞭然なのですが、このカメラで写真を撮ると正方形フォーマットになります。

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撮影するときは上のファインダーフードと呼ばれる蓋をあけ、上から覗き込むようにして構えます。

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こんな感じですね。右手でクランクを巻き上げ、左手で本体を包み込むような形でシャッターを切ります。続けて写真を撮りたい場合は、前述した通り、もう一度クランクを巻き上げます。

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撮った画像はシャッターの反対側にある再生ボタンを押すことでこの液晶画面に再生されます。しかし、実際にどんな風に撮れたかはパソコンで確認するまでわかりません。このフィルムカメラ的なワクワク感も面白みの一つです。

写りはよくないし、操作もしづらい。このカメラはプライマリーとしては使い物にならないでしょう。このカメラに利便性と汎用性を求めてはいけません。これはあくまで「おもちゃ」なのです(笑)。最近、普通のカメラに飽きてきたなぁ・・・とか、なんか面白いカメラ使ってみたいなぁ・・・と思い出したら、手にしてみてください。

以上、駄文失礼いたしました。

Rolleiflex minidigi AF5.0

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このRolleiflex minidigi AF5.0(以後ミニデジ)Rolleiflex 2.8Fのミニチュア版です。残念ながら生産は終了してしまったので、欲しいと思っても今では手に入りにくいかもしれないですね・・・

作例

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